小説 琉球処分:大城立裕


明治維新にともない、1872(明治5)年、明治政府は〈琉球国〉を
廃して〈琉球藩〉とし、廃藩置県に向けて清国との冊封関係・通交を絶ち、
明治の年号使用、藩王(国王)自ら上京することなどを再三迫ったが、
琉球が従わなかったため、1879年3月、処分官、松田道之が随員・警官・兵
あわせて約600人を従えて来琉、武力的威圧のもとで、3月27日に首里城で
廃藩置県を布達、首里城明け渡しを命じ、ここに事実上琉球王国は滅び、
〈沖縄県〉となる。華族に叙せられた藩王(国王)尚泰は東京在住を命じられた。

感想としては大和育ちの自分としてはとても複雑な気持ちになったので、
けして楽しい内容では無かった。しかし、日本人として大和育ちでも
沖縄育ちでもお互いの理解のために知っておかなければならない
重い内容である。琉球王国の日本合併は沖縄の意思では無く、
大和が強引にゴリ押しして行った。

明治維新という我が国とって最も誉れとされた出来事には残酷な面が
多分にある。司馬史観の日露戦争までは良いという歴史認識もこの
琉球処分が明治初期にあった事を考えると誤っているだろう。

他方で世界の歴史的背景からすれば、日本政府が沖縄を併合した事が
誤りだったかというとそうは思わない。日本が併合しなければ今頃は
中華人民共和国になるか、中華民国になるかのどちらかか、もしくは
アメリカ領のままだったかもしれない。

つまりは大和人として思う事は自分の愛する幕末の維新志士のした事は
残酷だが、政治情勢としては正しい行いだったと思うしかない。

しかし、この琉球処分が今日の米軍基地問題と直結しているのかと言うと
少し疑問である。政府が傲慢な点は構図は似ている面もあるが大きく違うのは
アメリカという強大な国家が政府と沖縄県の間に関係してきているので政府の
一存では物事を変えられないのが琉球処分と米軍基地問題の大きな差であろう。



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覇者の条件(海音寺潮五郎)とは!


海音寺潮五郎の覇者の条件を読み終えた。

題名は後付けと思われ特に覇者の条件については

書かれてはいなかったようにも思われる。

江戸時代の大名がとても貧乏なのが書いてあり、正直驚いた。

現代の一般人よりはるかに貧しい。

後半のおまけみたいなのは平将門と藤原純友についてずっと書かれている。

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ローマ人の物語(塩野七海)を読み終えて


とうとうローマ人の物語、文庫版も今年で最終巻を迎えました。

文庫で集め始めて続きが気になってなんども単行本で

続きを読みたい衝動に駆られましたがなんとか我慢した。

この本に出会えて西欧史に興味を持つことができた。

人生で読んだ中でも最良の良書でした。

こんなに長いのに終わってしまった事が悲しくて仕方が無い。

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